『観光地経営の視点と実践』丸善出版 著者 (公財)日本交通公社
1.要約 【要旨】 観光地経営の基本となる資源は観光資源で、それは保存と活用のバランスが大事で す。そこで、近年では「エコツーリズム」という考え方が普及してきました。また、国際文化 観光憲章や文化財保護法といった、保存と活用に一体的に取り組みやすい枠組みが整 いつつあります。 そこで、この本では、関連する法制度の背景にある考え方も含めて正しく理解し、最新 状況を加味しつつ地域が望む環境のために活用すること、そして、法制度下にない資源 や環境でも地域にとって重要かつ有効に活用できる可能性のあるものに光をあて、独自 の仕組みを創出することが重要だとしています。 この本では主に4つのアプローチの仕方を提言しています。1つ目は地域ルールづくりと 運用、2つ目は用途変更による観光活用、3つ目は観光地における交通マネジメント、4 つ目は担い手を確保する仕組みづくりです。具体的には、1つ目は地域に見合った独自 のルールを作ること、2つ目は空き家の再活用などが挙げられていました。そして、4 つ 目は少子高齢化や過疎化によって、資源や環境の担い手が不足しているので、地域内 外から担い手を増やすことが挙げられていました。
2.感想 今回の本を読んで、後川地区になにか応用できるものはないのかなと考えました。そし て、わたしは主に2つのことを考えました。1つ目は、後川小学校や渓谷の森公園の再活 用です。そして、2つ目は、後川地区でのサイクリング実施です。 1つ目はについては、再活用として小学校や渓谷の森公園を地域内外の人が気軽に利 用できるカフェのような場所になればいいなと思います。3 月に実施した合宿で、地域の 方々とお話をした際に、地元の方が渓谷の森公園をもっと活用できればいいな、と仰って いたのを思い出しました。そこで、今の渓谷の森公園も十分素晴らしい場所ですが、もっ と大勢の人が訪問できる場になれたらいいなと思いました。また、4 月に訪れた丹波篠山 市にある「モノイレカフェ」は市内外の人でとても賑わっていました。ここは保育園をカフェ として再活用した場所でした。このような感じで、小学校や渓谷の森公園を再活用できれ ばいいなと思います。これはアプローチのうちの、2つ目や 4 つ目に当てはまるのかなと 思います。 2つ目については、後川地区において神社などをめぐるサイクリングコースを作ればい いなと思います。後川地区では美しい山々の景色や神社があるので、サイクリングが趣 味な人が訪問する場所としても知名度があります。そこで、それをもっと生かして多くの 人がサイクリングに訪れるようになればいいなと思ってます。実際に、後川小学校では自 転車の設置の案が出ているので実現可能性も高いかなと思います。
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