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執筆者の写真agritanogyo

2020.10 英語論文

Iwata, Hironao. "Strategy cascading for regional revitalization in Japan." Departmental Bulletin Paper. http://id. nii. ac. jp/1015/00013295 (2019).

【要約】 日本政府は、人口減少、高齢化、地域経済の衰退など、日本が抱える問題の解決を目指し、 各地域の特性を活かした自律的で持続可能なコミュニティを作る「地域活性化」を推進して いる。現在、日本の人口減少を克服し、地域経済を活性化するための本部の内閣官房 (HOPDVLEJ)と日本の人口減少を克服し、地域経済を活性化するためのオフィスの内閣 官房は、地域の活性化を促進するための政策に協力して取り組み始めた。2014 年には、日 本の人口減少を克服し、地域経済を活性化するための法律(法律第 136 号、2014 年)が制 定され、「日本の人口減少を克服し、地域経済を活性化するための長期ビジョン」 (HOPDVLEJ、2014 年 a)が制定され、 「日本の人口減少を克服し、地域経済を活性化 するための包括的な戦略」(HOPDVLEJ、2014b)が策定された。その後、各地方自治体は、 それぞれの地域の特性を生かし、独自の「日本の人口減少を克服し、地域経済を活性化する ための包括的戦略」(以下、「地域包括的戦略」または RCS)を策定した。しかし、問題は、 RCS に基づいて地域の活性化を成功させている地方自治体がほとんどないことにあるよう に思われることだ。RCS の大部分は古いポリシーの拡張であり、RCS を地域のすべてのレ ベルにカスケードし、PDCA(計画-実行-チェック-アクション)サイクルを確立するための 管理システムを必ずしも備えているとは限らない。さらに、RCS を実施する公的部門と民 間部門のリーダー間の連携がそもそも整っていない可能性があるということは未解決の問 題のままである。RCS の実施に関するいくつかの問題を解決する目的で、バランススコア カード(BSC)と呼ばれる戦略的管理システムによる地域活性化の促進に関与する地域の関 係者間の連携を検討し、PDCA サイクルをローテーションするための構造を提案する。ま た、地域経済を活性化するために RCS を実施するすべての組織間の連携の確保を主導する 組織として、DMO(目的地管理組織)の設立を検討する。

【感想】 本研究の中で紹介されていた目標には4つあり、 目標 1:地域で安定した雇用を生み出す 目的 2:地域への新しい人々の流入を生み出す 目的 3:結婚、出産、親子関係に対する若い世代の希望を実現する 目標 4:時代に合った地域をつくり、セージを守り、生活を確保し、地域間の連携を促進す る という項目があげられていた。先日後川の子育て世代の方々にお話を聞くことができたが、 その話題にあがった中で該当する項目が多くあるように感じた。雇用がないから外へ出て しまう。病院へのアクセスや子供の学校、習い事事情など結婚・出産・子育てに何かしらの 不安がある。そんな声を多く聞いたからこそ、目標を達成することが必要なのだと実感した。 これまで、国の政策にあまり目を向けず活動していたが、国がどのような方針で動いている のか知っておくことも、今後新たなまたは継続的に活動していく中で必要なことだと感じ た論文だった。

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