Tamaki, Kinya, and Tatsuyuki Ichinose. "Sustainable tourism industry and rural revitalization based on experienced nature and culture tourism." Journal of Global Tourism Research 4.2 (2019): 111-116.
【要約】 日日本政府は、「地域活性化政策」の枠組みの下で、持続可能な開発目標(SDGs)を地方自 治体に適用するための措置を推進している。その一環として、2017 年度に「SDGs フュー チャーシティ」プロジェクトを開始した。日本の観光産業では、持続可能な開発が強く求め られている。このホワイトペーパーでは、次の 4 つの研究分野について説明します。 (1)旅行代理店が計画するマスツーリズムから地域の目的地が計画する観光への変化傾向。 (2)目的地管理およびマーケティング組織(DMO)および観光協会(TA)の管理不足の 問題。 (3)目的地ごとに計画され、特定の SDG の目標と目標に対応する、地域の観光産業と農 村の活性化。 (4)イタリアの都市部と農村部を結ぶ観光産業と農村再生の国際的な事例研究
【感想】 本研究で最も印象的だったのは、イタリアの事例だ。地域創生の論文は日本やアジア(中 国・韓国)が多い印象だったのでとても興味深い内容だった。イタリアのケーススタディの 結果としてわかったことは、都市部と農村部を結ぶ観光産業(この研究では地域おこしが近 いかもしれない)では、産業界、学界、政府、金融の連携が重要であると述べられていた。 各セグメントの強みを最大限に生かすことであらゆる面に影響をもたらすことが改めて分 かった。しかし、私たちは学生で金融面も発信力も乏しい。全てを補うことは不可能に近い が、これまでのネットワーク(市や県、学校、新聞社等)や学業における知識は小規模なが ら連携を生み出すことができるのではないかと思う。イタリアの事例で、学界として建築の デザインを担当していた。学生ならではの視点、専門家ならではの視点を取り入れることで 新しいものが生み出せるのだと感じ、これからも「私たちの意見」を大切に柔軟に行動して いきたい。
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