農業は繁盛直売所でもうけなさい!
大澤信一 東洋経済新報社 2009年
◎要約
近年は農産物直売所が人気であり、もっとも「食べる」という人間の根源的な欲求に対して、美味しく、安全で、新鮮な食べ物に強い関心が集まる。近年、食の安全性の問題や、食品偽装表示問題、残留農薬問題や、有害物質の混入など数え上げればきりがないほどの問題が取り上げられている。
第二次世界大戦以降、食に対する規格が厳しくなった。が、今でも様々な問題があり、当たり前に保証されるはずの、食の安全性が当たり前でないことが現実としてある。その為、生産者の顔が見え、距離も近く、安心して食すことのできる農産物直売所が注目を集めていると言うことである。
また、これからその存在意義が問われてくると同時に生き残るためには、それ相応の時代に合った戦略が必要になる。
◎感想
今年度の論文で農産物直売所を対象にすると言うことで知識として知っておかなければいけないと感じた。食の安全性は未だに課題として上がり続ける中で、フードロスを始めとした社会問題も追い風となるか向かい風となるか、少なからず影響をもたらすことになると思う。今後に注目したい。
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