ビレッジプライド「0円起業」の町をつくった公務員の物語
寺本英仁
2018年 株式会社ブックマン社
『今は、都会より田舎のほうが暮らしに誇りを実感できる世の中なのだ。
これを、「地元の誇り=ビレッジプライド」だと考えている。』
飲食店で、今求められているものは高級食材であるキャビアやフォアグラではない。
新鮮で美味しい野菜であるのだ。
2013年より始まったA級グルメ構想により、それに拍車がかかった。それは地域経済の数字に大きく表れている。
人口が増加していると言われる首都圏も、実際増えているのは高齢者ばかりであり、出生率はとても低く、平均年齢も上昇の一途を辿っている。
一方、地方と呼ばれるような場所では、30代主婦のUターンを始めとし、まだまだ子どもの影がある。
地域のブランド力を上げたい、地域の魅力をもっと発信したい、地域の特産品をもっと売りたい、そういったものはエスカレートし、「地域振興のつもりが地域信仰」になっていないか都度注意を払う必要がある。
これからの地域は「食」と「農」、起業は「人の繋がり」と「信用」。
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